家庭菜園のトラブル対策その1〜害虫対策と農薬のキホン〜

農薬をまく

自宅でお手軽に収穫できる家庭菜園は、食べる楽しみだけでなく、食物が成長する過程でも様々な発見ができるため、ハマればハマるほど奥深いものがあります。
でも家庭菜園ってトラブルが多そうでちょっと…という人もいるかもしれません。
今回は「家庭菜園のトラブル対策その1〜害虫対策と農薬のキホン〜」についてまとめてみました。

家庭菜園でよくある害虫トラブルとは?

野菜の種類

野菜のグループごとに発生する害虫も変わってきますが、中には様々な野菜に共通して発生する害虫もいます。

アブラナ科…白菜・キャベツ・カブ・大根・小松菜・ラディッシュ・ルッコラ・ブロッコリー・クレソンなど
ウリ科…キュウリ・スイカ・ゴーヤ・メロン・かぼちゃ・ズッキーニ・冬瓜・ヘチマなど
ナス科…ナス・トマト・ミニトマト・ピーマン・唐辛子など
マメ科…枝豆・エンドウ豆・インゲンマメ・落花生など

野菜別・害虫の種類

野菜別に発生する害虫の種類は以下の通りです。

アブラナ科…アオムシ・カブラハバチ類・コナガ・キスジノミハムシ・ハイマダラノメイガ・ヨトウムシ・ハスモンヨトウ・ニセダイコンアブラムシ・タマナギンウワバなど
ウリ科…ウリハムシ・カンザワハダニ・タバココナジラミ・ワタアブラムシ・ウリノメイガ・トマトハモグリバエなど
ナス科…テントウムシダマシ・アオクサカメムシ・タバコガ・アズキノメイガ・マメハモグリバエ・ヒゲナガアブラムシ・チャノホコリダニなど
マメ科…オオタバコガ・アズキノメイガ・ハスモンヨトウ・マメハモグリバエ・ダイズアブラムシなど

野菜別・害虫の種類

病害虫がつきやすいのは主に葉の表面や裏です。病害虫を直接見つけられなくても、白い線や糞のような粒がある場合は害虫被害の可能性があります。
また茎や根本を好んで食い荒らす害虫もいます。茎が腐る、枯れるなどの症状は病害虫が原因であることが殆どです。葉だけでなく茎や根本のチェックも怠らないようにしましょう。

家庭菜園での農薬の使い方

農薬の役割

ホームセンターに行くと様々な農薬が陳列されています。

農薬には殺虫を目的としたもの、病気などの殺菌を目的としたもの、雑草を除草するためのもの、植物の成長を調整するためのものなど、その用途は様々です。
一般的な家庭菜園で発生しやすいアブラムシやアオムシなどに効果のある農薬は、ハッパ乳剤、パイベニカ乳剤、アーリーセーフ、バシレックス水和剤などです。

農薬の使い方

薬の種類にもよりますが、500〜1000倍に希釈してから霧吹きなどを使って噴霧します。全体的にかけるよりも、被害の多いところを重点的に撒くようにしましょう。特に葉の裏は害虫被害の多い場所なので、重点的に噴霧しましょう。

農薬を使用しない場合の害虫対策

地道に駆除する

農薬を使用しない害虫対策の最も基本的な方法は、害虫を見つけたらすぐに自分の手で駆除することです。限られたスペースで栽培する家庭菜園ならではの方法ですね。小さな害虫が数多くいる場合はティッシュで拭いたりガムテープで駆除したりするなどしましょう。
またカマキリを見つけたら家庭菜園に連れて帰るようにするのも手です。カマキリは肉食なので野菜は食べませんが、害虫から野菜を守ってくれます。

自然農薬を使ってみる

化学農薬は使いたくないけれど、自然農薬なら…と考える人には、アブラムシやダニ類に効く牛乳を使ってみるとよいでしょう。晴れた午前中、葉が渇いている状態で霧吹きを使って希釈せずに葉っぱの裏表にまんべんなく噴霧します。吹きかけられたアブラムシは、やがて牛乳が乾燥するときに牛乳の膜が縮むと同時に圧縮され、窒息死してしまいます。賞味期限の切れた牛乳でも効果は変わりませんが、噴霧した後は必ず水で洗い流しましょう。そのままにすると葉っぱが枯れてしまいます。

その他、家庭菜園の関連記事はこちら → 家庭菜園のトラブル対策その2〜害獣対策のキホン〜

まとめ

害虫対策についてまとめてみました。
どんな苗を植えるか、どんな風に育てるか、農薬を使うのか、使わないのかなど、全て自分で決めるからこそ、家庭菜園ってやりがいがあるのだと思います。成功も失敗も含めて決して無駄にはならないので、是非チャレンジしてみてくださいね!