家庭菜園の土作りのキホン

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家庭菜園を庭で始める際に湧いてくるのが、庭の土にそのまま苗を植えてもいいのだろうか…?という疑問です。もちろんそのまま植えても植物の生命力で育つかもしれませんが、おいしく、丈夫に、長く育てることを考えると、やはり土づくりは重要です。
今回は「家庭菜園の土づくりのキホン」についてまとめてみました。そのまま植えてしまおうかと思っていた人は、一度読んでみてくださいね!

良い土の条件とは?

良い土ってどんな土?

野菜を育てるには良い土が必要です。けれども良い土とは一体どんな土なのでしょうか。
まず根が十分に張れるほど柔らかいフカフカな土であることが必要です。異物が混ざっていない、清潔な土であれば安心して野菜を育てることができます。
また水はけがよいけれども、ある程度の保湿性は求められます。そして栄養をたっぷり含んだ、微生物のたくさんいる土であれば野菜を育てやすくなります。適正な酸度であることも重要です。

良い土の条件

野菜を育てるには必要な養分を含んだ土が必要です。特に窒素、リン酸、カリウムは肥料の三大要素と呼ばれ、野菜を育てる上では欠かせません。
また土には好ましいpH(ペーハー)があります。pHとは水素イオン濃度のことで、酸性やアルカリ性にどれだけ傾いているかを表します。野菜の種類によって好ましいpHは変わります。

土の作り方のキホン〜肥料などの配合も〜

土の状態を知る

日本は雨が多いので土が酸性に偏りがちです。酸性の土は根にダメージを与えるため、生育不良や病気を引き起こします。自分の畑の土がどんな状態なのか、土壌酸度計を使って知ってみましょう。土の状態をどう変えたらいいかを判断することができます。
土壌酸度計はピンキリですが、安いものであれば2000円ほどで購入することができます。長く家庭菜園を続けるのであれば、一つ持っておくと便利ですね。

有機物を入れる

野菜のうまみを出すには有機物を入れましょう。有機物には、米ぬか、牛糞、落ち葉を腐らせて熟成させた腐葉土、赤土を乾燥させた赤玉土があります。
これらをふんだんに含んだ土で野菜を育てると、生育が良好になるばかりでなく、病気になりにくくなります。
その他、家庭菜園の関連記事はこちら → 肥料を極める!家庭菜園の肥料のキホン

連作障害と対策についても知っておこう

連作障害って?

毎年同じ場所に同じ野菜を育てることを連作と言います。野菜の種類によっては、連作をすると生産量が減ってしまったり、うまく育たなかったりします。これを連作障害と言います。連作障害の原因は3つあります。
・土壌病害…連作をすることにより土の中の微生物が偏り、特定の病原菌だけが増えることにより起こる
・線虫害…土の中にいる線虫が定着してしまい、病原体の媒介者となってしまうことにより起こる
・生理生涯…土の中の特定の養分が増えすぎたり減りすぎたりして起こる
・連作障害が起こりやすいのは、ナス科、ウリ科、マメ科の植物です。

連作障害の対策

連作障害の対策にはいくつかあります。
・輪作…異なる植物を一定期ごとに植え替え、土の状態が悪くなるのを防ぐ
・土の入れ替え…プランターであれば土を全て入れ替え、地植えであれば新しい土を混ぜたり深い土と浅い土を入れ替える
・土壌消毒…専用の薬剤や太陽熱を使って土を消毒する
・コンパニオンプランツ…連作障害を起こす植物の隣にコンパニオンプランツを植える
・接木苗…病気に強い品種の苗を台木にして、育てたい苗を繋ぐ

まとめ

土づくりのキホンについてまとめてみました。
せっかく野菜を育てるのであれば、やはりおいしい野菜を育てたいですよね。家も人間も野菜も、やはり土台が大事です。ちょっとの手間と工夫で良い土を作れば、「あの時頑張ってよかった…!と思える日が、きっと来るはずです。
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